ごあいさつ

 

　写真には人を感動にさせる力があります。そして笑顔にする力もあります。私、上田太郎は20年間、広告写真の第一線で数々のブランドや企業の想いを表現し、一枚の写真に込められた物語の大切さを、お客様と共に実感する日々を重ねてきました。

　私の写真家としての原点は、北アルプスで重い装備を背負い、極限の環境を３人の仲間と戦いながら槍ヶ岳を目指した時のことです。夜明け前、標高3,180mのピークで目にした光景は、今でも鮮明に覚えています。漆黒の闇が少しずつ明るさを増し、やがて山々が金色に輝き始める。その瞬間、自然の織りなす光の物語に心を奪われ、これこそ私の表現したい『光の世界』だと心が奮い立ちました。

工業高校卒業後、製造業での経験を得て写真の世界に飛び込みましたが、その時に培った沢山の知識やこだわりは、今も自分の大切な財産となっています。

近年、AIやスマーフォンの発達により、写真撮影は誰もが手軽にできるものとなりました。しかし、本当の感動を伝える写真には、緻密な計画と深い想い、そして光の創造力が必要です。私は山での体験で学んだ忍耐、判断力、計画性と、ものづくりの現場で培ったこだわり、計算、何より情熱！そして20年以上の写真家としての経験を注ぎ込み、お客様の想いに寄り添った撮影を心がけております。

これからも、あなたの『伝えたい』を『伝わる』に変える撮影に全力で取り組んで参ります。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　Photographer  TARO  UEDA